フォトフェイシャルの頻度は？効果が出る回数や間隔・やりすぎはいけない？

フォトフェイシャルは気軽にシミやそばかすにアプローチできる美容施術ですが、肌への負担が心配な方も多いのではないでしょうか。

ダウンタイムや痛みも少ないフォトフェイシャルですが、頻度が多すぎると乾燥や肌荒れなど逆効果になる可能性があります。

編集部

この記事では、フォトフェイシャルの正しい頻度や、効果が出る回数などを解説します。

フォトフェイシャルの効果を最大限引き出すために、正しい知識を身に付けましょう。

フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルとは、ルミナス社が開発したM22やステラなどの機器を使用し、肌にIPL（Intense Pulsed Light）という特殊な光をあてる美容施術です。

フォトフェイシャルは他のレーザー治療と異なり、顔全体にマイルドな光エネルギーを照射する施術です。

IPLは過剰に生成されたメラニンや拡張してしまった毛細血管などに反応し、以下のさまざまな肌悩みの改善に効果が期待できます。

IPLはシミやそばかすなどの改善だけでなく「線維芽細胞」を活性化して、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促すため肌のハリや弾力の改善などにもつながります。

その他にも、皮脂の過剰分泌も抑えニキビの改善も期待できるため、総合的な肌治療として人気です。

フォトフェイシャルは施術時間が短く、ダウンタイムや痛みも少ないなどのメリットも多くあります。

クリニックでの施術後にメイクができるので、当日他の予定を入れることも可能です。

シミやそばかすなど、肌悩みのある方はフォトフェイシャルを検討してみましょう。

フォトフェイシャルの適切な間隔

フォトフェイシャルの間隔は明確に定められていませんが、４週間に１回程度の間隔での照射が推奨されています。

IPLを照射した際に肌がダメージを負うため、次の照射まで肌が回復する時間が必要です。

肌が回復する前に次の照射を行ってしまうと、ダメージが蓄積されてメラニンの過剰生成を引き起こす可能性があります。

照射後、最低でも2～3週間は間隔をあけて次の施術を受けましょう。

編集部

しかし、濃いシミやそばかすの数が多い場合、フォトフェイシャルの間隔が長くなる可能性もあるため注意が必要です。

IPLは黒や赤色の色素に反応し、さらに濃い色のものに強く反応を示す特徴があります。

そのため、濃いシミや多数のそばかすへ照射した場合、反応が強く出て肌が大きなダメージを負う場合もあります。

照射の反応が強く出た場合はかさぶたになる可能性が高く、剥がれ落ちて肌が回復するまでに時間がかかります。

フォトフェイシャルの照射間隔は、肌質や肌トラブル・照射出力によっても異なるため、医師の判断に従い適切な間隔で行いましょう。

フォトフェイシャルの効果が出る期間

フォトフェイシャルの効果は、基本的に照射してから2～3日ほどかかるのが一般的です。

肌の状態やIPLの出力の高さによっても異なり、効果の現れ方には個人差があります。

人によっては、照射部分に赤みが出た後、かさぶた状になる場合があります。

編集部

かさぶたは1週間から10日程かけて剥がれ落ちるため、効果を実感するまで十数日かかるケースもあるため注意しましょう。

特に、シミやそばかすの改善を目的としている場合は、3回以上の照射が推奨されています。

フォトフェイシャルはIPLを顔全体に照射することで、肌のターンオーバーを促進させ、皮膚の深い層にあったメラニンを浮き上がらせます。

深い層にあったメラニンは1度のターンオーバーでは肌表面に出てこないため、複数回照射し、段階的に除去しなければなりません。

フォトフェイシャルは1回でも効果を実感しやすい施術ですが、濃いシミやそばかすの場合は複数回照射する必要があることを把握しておきましょう。

フォトフェイシャルのやりすぎはいけない？

フォトフェイシャルの効果を高めるために「照射頻度を高くしたい！」と思う方もいるかもしれません。

しかし、フォトフェイシャルは照射頻度を高くしすぎると、肌への負担が大きくなり肌荒れや色素沈着を引き起こすため注意が必要です。

他のレーザー治療に比べダウンタイムも少なく、肌へのダメージが少ないようにみえるフォトフェイシャルですが、やりすぎると肌へのダメージが蓄積されていきます。

編集部

フォトフェイシャルは照射頻度が高いと、肌のバリア機能を低下させる恐れがあります。

バリア機能が低下するとターンオーバーの乱れにもつながり、以下の症状が発生する可能性があるため注意しましょう。

さらに、フォトフェイシャルを照射しすぎると、肌が強いダメージを受けてメラニンの過剰生成にもつながります。

フォトフェイシャルはターンオーバーを促進させ、シミやそばかすを改善する効果が期待できますが、頻度高くやりすぎると逆効果になる場合があるため注意しましょう。

フォトフェイシャルをやめるとどうなるのか

フォトフェイシャルをやめても、肌状態がすぐに元に戻ったり、悪化したりすることはありません。

中には「フォトフェイシャルをやめたらシミ・そばかすが悪化した」という声もあります。

シミやそばかすを改善する目的でフォトフェイシャルを照射している場合、肌の深いところにあったメラニンが、ターンオーバーの促進によって肌の表面に出てきます。

メラニンが肌表面に浮き出た状態でフォトフェイシャルの照射をやめてしまうと、ターンオーバーが促進されず、なかなか剥がれ落ちなくなります。

編集部

その結果、シミやそばかすが肌表面に長期間現れてしまい、悪化したと感じてしまう方も少なくありません。

さらに、フォトフェイシャルの照射期間中はコラーゲン・ヒアルロン酸の生成が促進されていましたが、元の生成量に戻ることで肌のハリや弾力が失われ、肌状態が悪化したと感じてしまう場合もあります。

フォトフェイシャルはやめると肌状態が悪化することはありませんが、効果を持続させるためには継続して照射することが重要です。

メラニンは紫外線や外部からの刺激によって、常に生成されています。

さらに、加齢によってターンオーバーが乱れやすくなり、コラーゲン・ヒアルロン酸の生成量も低下していきます。

美肌を目指す方は、フォトフェイシャルを適正頻度で照射していきましょう。

まとめ

フォトフェイシャルはシミやそばかすの改善を期待できる美容施術ですが、頻度が高すぎると逆効果になる可能性があるため注意が必要です。

この記事で紹介したことをまとめてみます。

• フォトフェイシャルとはIPLを照射してシミやそばかす・ニキビなどを改善する美容施術
• フォトフェイシャルの適切頻度は4週間に1回程度と言われており、多いと乾燥やメラニン過剰生成につながる
• 濃いシミや多数のそばかすには照射間隔が長くなる場合がある
• フォトフェイシャルの効果は一般的に2～3日で現れるが、人によっては数十日かかる場合がある
• フォトフェイシャルをやめるとターンオーバーやコラーゲン・ヒアルロン酸の生成が遅れ、肌状態が悪化したと感じる場合がある

編集部

肌は加齢とともにコラーゲンやヒアルロン酸の量も減少していくため、定期的なフォトフェイシャルで美肌を維持しましょう。