たるみ治療や美容医療に興味がある方は、オリジオとハイフの違いについて気になりませんか。
性能や安全性などに違いがあるのであれば、事前に把握しておきたいですよね。また、どちらが自分に合っているのかも知りたいと思います。
そこでこの記事では、オリジオとハイフの違いや正しい選び方について紹介していきます。オリジオとハイフで疑問や悩みがある方は参考にしてください。
目次
大阪・梅田のオリジオならビューティスクリニック
オリジオとハイフの違いをわかりやすく解説
オリジオとハイフは、どちらもメスがいらないたるみ治療として有名です。しかし、エネルギーや照射範囲、ダウンタイムなど、さまざまな点で異なります。
特に、照射範囲が違えば治療範囲や効果が違ってくるので、使い方を誤ると期待通りの効果を得られません。
まずは表を見てオリジオとハイフの違いを見てみてください。
オリジオ | ハイフ | |
---|---|---|
エネルギー | 高周波(RF) | 超音波 |
照射範囲 | 浅い(真皮層) | 深い(SMAS層) |
治療範囲 | 顔・首・目元・口元のたるみ | 顔・首(太い神経や血管は避ける) |
効果 | 引き締め | リフトアップ |
痛み | 少ない | 多少ある |
ダウンタイム | ほとんどない | 軽微な赤みやほてり |
施術の間隔 | 3~6ヶ月おき | 3~6ヶ月おき |
持続効果の期間 | 約6~12ヶ月 | 約6ヶ月程度 |
施術料金 | 高い | 安い |
表を使って大まかに説明しましたが、後の章でより詳しく内容を解説していきます。
なお、オリジオについて詳しく解説した記事がございます。オリジオについてもっと知りたいという方は、こちらを参考にしてください。
エネルギーについての違い
まずはオリジオとハイフのエネルギーの違いについて説明していきます。
オリジオが利用するエネルギーは、RF(高周波エネルギー)です。高周波のポーララジオ波を用いることで、皮膚組織に熱を発生させます。この熱によってコラーゲンとエラスチンという美容成分の生成を促進させて、肌のしわや毛穴の改善を図っていきます。
また、緩んだコラーゲン繊維を熱によって収縮させることも可能です。そのため、人によっては1回の施術だけで、引き締め効果を実感できるでしょう。
一方のハイフは高密度の超音波を用いて、皮膚細胞に熱を発生させます。強力な熱エネルギーを発生させられ、温度は65~75度まで上昇します。この熱によって脂肪細胞を溶解させるので、二重顎やフェイスラインのもたつきを改善できるのです。
照射範囲についての違い
オリジオとハイフは、照射範囲に違いがあります。
オリジオは比較的浅い真皮層をターゲットにしてラジオ波を照射します。表面に近い場所に熱を与えて肌細胞を刺激するので、肌の引き締めが可能です。
一方のハイフは表皮や真皮、皮下組織よりもさらに深いSMAS層に向けて超音波を照射します。筋肉に近い場所に作用するので、引き締めと合わせて引き上げも可能です。
治療範囲についての違い
次は、オリジオとハイフの治療範囲について見ていきます。
オリジオが治療できる範囲は、顔や首、目元、口元などのたるみです。ありとあらゆる場所に照射して治療できるのが特徴です。
一方のハイフは、顔や首など治療範囲には限りがあります。ハイフは高密度の超音波を一点に集中させて熱を発生させる装置です。そのため、使い方を誤ると神経を損傷させるリスクがあります。
通常は医師が解剖学に基づいて照射するので、ハイフで神経が損傷することはありません。ただし、少なからずリスクがあるので、目元や口元などの太い神経や血管が通っている場所は避けられます。
効果についての違い
オリジオとハイフは照射範囲が違うので、効果にも少しずつ違いがあります。
オリジオは真皮層を中心に皮膚の表面に近い場所にエネルギーを照射して刺激をするのが特徴です。そのため、顔の輪郭や頬のたるみの解消が実感しやすいです。また、コラーゲンの生成を促して再生させるので、ふっくらと柔らかな肌質を目指せます。
効果のイメージとしては、たるんだフェイスラインを持ち上げる感じです。他にも、ニキビ跡や二重顎、毛穴の改善が期待できます。
一方のハイフは、皮膚の深層部であるSMAS層で熱を発生させるのが特徴です。SMAS層はコラーゲンでできた層ですので、コラーゲンを縮めて肌を引き締める効果があります。SMAS層は筋肉に近い部分ですので、たるみを引き締めればリフトアップも期待できます。
また、ハイフは高熱を発生させられるので脂肪を溶解させることが可能です。そのため、首周りに照射すれば、首元を引き締めてフェイスラインをスッキリとさせられます。
オリジオ | ハイフ | |
---|---|---|
照射範囲 | 浅い(真皮層) | 深い(SMAS層) |
効果 | ・顔の輪郭や頬のたるみの解消 ・ニキビ跡や二重顎、毛穴の改善 | ・たるみを引き締めてリフトアップ ・脂肪たるみの減少 |
痛みについての違い
オリジオとハイフの注目すべき違いには、施術中の痛みがあります。
オリジオには温度の感知システムや冷却システムが導入されているので、皮膚が高温になって痛みが生じることはほとんどありません。また、ハンドピースの新しい技術も備わっているので、振動をコントロールして痛みを少なくしてくれます。
そのため、オリジオでは痛みの心配がほとんどないでしょう。
一方のハイフは施術中に痛みが生じることがあります。ハイフは超音波によって高温になるので、強くはないものの熱による痛みを感じる場合があるでしょう。
また、出力エネルギーや部位にもよりますが、超音波を骨に近い深層部に当てるので、響くような鈍痛を感じる方もいます。痛みに弱いという方は、麻酔を利用するなど医師と相談の上施術するようにしましょう。
ダウンタイムについての違い
美容医療を施術しようと考えている方は、ダウンタイムの有無についても気になると思います。実は、オリジオとハイフでは、少しダウンタイムに違いがあります。
オリジオは温度の感知システムや冷却システムによって、皮膚に大きなダメージを与えることはありません。そのため、ダウンタイムについても、ほとんど心配ないでしょう。
一方のハイフに関しては、施術直後に軽度の赤みやほてり、むくみが生じるケースがありますが、多くの場合数日で改善されます。また、ごくまれに軽微な神経麻痺を生じることがあります。通常は数ヶ月で落ち着きますが、違和感を感じた場合はすぐにクリニックを受診するようにしましょう。
施術の間隔についての違い
オリジオとハイフの施術間隔についてですが、あまり違いはありません。
どちらも約3~6ヶ月程度の間隔を空けて施術をするのがおすすめです。オリジオとハイフは施術後すぐに効果が薄まっていくようなものではありません。真皮層やもっと深部を刺激してコラーゲンの生成を促したり再生させたりしています。
コラーゲン繊維が収縮して弾力を増した細胞が少しずつ表面に出てくるので、短期間に連続して施術をすればより強い効果が得られるというものではありません。
また次の項目で解説しますが、持続効果の期間も長くあります。そのため、短期間に多く施術するのではなく、数ヶ月程空けて受けるのが理想といえます。
最適な間隔は個人差がありますので、医師と相談の上決めていくと良いでしょう。
持続効果の期間についての違い
オリジオとハイフの持続効果は、オリジオが約6~12ヶ月、ハイフが約6ヶ月程度と言われています。ただし、実際は施術間隔と同様に、それぞれに大きな違いはないでしょう。
どちらも施術後すぐに効果が現れる場合が多いですが、施術効果のピークは3~6ヶ月後です。その後、少しずつ効果が薄れていくのが一般的です。
ただし、年齢が若い方が新陳代謝が活発なので、効果が持続しやすい傾向にあります。また、顔の一部よりも顔全体と、施術範囲が大きい方が持続効果が長いとされています。
生活習慣やメンテナンスの程度なども影響するので、持続時間を長くするために肌に良い習慣を心がけましょう。そうすれば、オリジオやハイフの効果を長く維持できます。
なお、オリジオの効果や持続効果については、こちらでも詳しく解説しています。気になる方は参考にしてみてください。
施術料金についての違い
オリジオとハイフの施術料金についての違いですが、オリジオは高く、ハイフはオリジオに比べて安いといえるでしょう。
日本で顔全体の施術を受ける場合の相場としては、オリジオが400~600ショットで120,000~180,000円程度、ハイフが300~600ショットで30,000~60,000円程度です。
料金に差がある理由の1つは、開発された時期です。オリジオは比較的新しく、まだそれほど普及していません。そのため、1台当たりの価格が高いので、施術料金も高くなります。
一方のハイフは、たるみ治療といえばハイフというイメージがあるくらい、広くまた長く利用されています。そのため、設備費を抑えられるので、施術料金も安くすることが可能です。
なお、ハイフに関しては機種によって大きく違います。例えば、最新機器で高出力のウルセラの場合は、同じ条件で100,000円を超える場合があります。普及しているウルトラセルQ+やタイタン、ウルトラウォーマーなどであれば、30,000~60,000円程度が相場です。
また、ハイフは医療用だけでなく、エステ用もあります。フォーカスネオは1,000ショットで5,000~10,000円程度、V-MAX(ハイックス)であれば、3,000ショットで3,000~13,000円程度です。
エステ用は出力が小さく効果を実感しにくいですので、結果を出したい方は医療用がおすすめです。
オリジオとハイフどちらを選ぶ?同時施術もおすすめ?
オリジオとハイフの違いについて説明してきました。
では、どちらを選べば良いのか気になりますよね。ここではオリジオとハイフそれぞれがおすすめの人はどんな人なのかについて紹介していきます。
自分に合った方法を選べられれば、希望通りの結果を得やすくなります。気になる方は読み進めてください。
同時施術がおすすめな人はこんな人
より高い美容医療効果を実現したい人は、オリジオとハイフの同時施術がおすすめです。
オリジオとハイフでは照射範囲が違い、効果も少しずつ異なります。例えばオリジオは主にたるみの引き締めが期待できますが、ハイフはリフトアップ効果が高いです。
そのため、オリジオとハイフを同時に受ければ、ハイフで土台を引き上げてからオリジオで引き締めることが可能です。ダブルの効果が期待出来るので、期待通りの治療ができるでしょう。
絶対に肌の若返り効果を実感したいという人は、同時施術がおすすめです。
オリジオがおすすめな人はこんな人
オリジオがおすすめの人は、以下のような人です。
- ダウンタイムが心配な人
- 痛みなく施術したい人
- 目元や口元を引き締めたい人
オリジオは冷却システムや温度の感知システムがあるので、赤みや腫れなどのダウンタイムがほとんどありません。また、振動システムによって施術中の痛みもないのが特徴です。
そのため、美容医療でダウンタイムや痛みが心配な人は、オリジオが良いでしょう。
また、オリジオは目元や口元など、太い神経や血管が通っている部分にも照射できます。目元や口元などが気になっているという方にもおすすめです。
ハイフがおすすめな人はこんな人
ハイフがおすすめの人は、以下のような人です。
- 脂肪たるみを改善したい人
- リフトアップしたい人
- 費用を抑えたい人
ハイフは超音波によって65~75度まで肌細胞の温度を上昇させ、脂肪細胞を溶解して排出する手助けをします。そのため、脂肪たるみで悩んでいる人は、ハイフが効果的です。また、ハイフは筋肉に近い深層部を刺激するので、リフトアップしたいという人にもおすすめです。
経済面でも優れているので、費用を抑えて美容医療を試したい人にも向いています。
自分の肌にあった方法を選びましょう
オリジオとハイフはそれぞれ同じ美容医療機器です。しかし、照射範囲や治療範囲、効果が少しずつ違います。そのため、使い分けができれば、期待通りの効果を実感できるでしょう。
この記事ではオリジオとハイフの違いを紹介し、それぞれおすすめの人を紹介してきました。美容医療で綺麗になりたいという人は、ぜひこの記事を参考にして、オリジオとハイフを施術してみてください。そうすれば、今よりももっと綺麗になれますよ。