眉毛アートメイクが保険適用できるか調べる女性
眉毛アートメイクは保険適用できる?
眉毛アートメイクって本当に落ちないのかな?
眉毛アートメイクを安く受ける方法は?
毎日のメイク時間を少しでも減らしたい、すっぴんでも綺麗な眉毛を保ちたいと悩む方もいるでしょう。
アートメイクをしたいけれど、不自然になってしまいバレるのでは?と思うかもしれませんが、近年は自然な眉毛の再現が可能です。
本記事では以下のことを中心に、眉毛アートメイクの種類、コスパよく受ける裏技やダウンタイム・注意点についても紹介します。
編集部
- 眉毛アートメイクは原則として自由診療・医療補助と医師に判断されたときのみ保険適用
- 料金相場は1回5〜10万円前後・2〜3回セットが基本の回数
- ダウンタイムは1週間前後・施術後数日間は水に濡らすのは厳禁!保湿を徹底すると仕上がりが綺麗になる
- 妊娠・授乳中、患部に炎症、アレルギー、糖尿病や自己免疫疾患などの方は受けられない可能性
目次
眉毛アートメイクは保険適用できるのか
結論から述べると、眉毛アートメイクは保険適用外で自費診療となります。
アートメイクは国家資格を有する者が行う医療行為ですが、基本的に美容目的になるため保険診療とはならないのです。
編集部
アートメイクとタトゥー(刺青)は同じものと誤解されがちですが、両者の異なる点は、色素を入れる深さです。
- アートメイク…専用の針を使い皮膚の一番浅い層に色素(色)を入れます。部位にかかわらず、1回の施術では色が定着しないため、基本的に2〜3回の施術が必要です。
- 一般的なタトゥー…アートメイクよりさらに深い層(真皮)に入れるので、一度入れると色素が消えずに残ります。
※アートメイクは医療行為にあたるため、医師または看護師(国家資格保持者)のみに許可されています。参照:厚生省
ただし、医療補助行為である『パラメディカルピグメンテーション』や『パラメディカルタトゥー』は保険適用されることがあります。
がんや疾患などの治療目的の補助としておこなわれるアートタトゥー(メイク)です。
- 乳がんによる乳房再建
- 抗がん剤による脱毛
- 外傷・火傷
- 先行的な皮膚疾患
- 薄毛
- 白斑
手術で失われた乳輪乳頭のデザイン、抗がん薬の副作用で脱毛した部位にも可能です。
パラメディカルピグメンテーションを希望しても、医師が治療に必要と判断しなければ保険適用されないので注意してください。
眉毛アートメイクの種類
眉毛アートメイクは、手軽に美しい状態を長期間保てる施術です。
眉毛のアートメイクの主な施術方法3つとデザインを以下に紹介していくのでぜひ参考にしてください!
2D(パウダー)
2Dは専用のマシンを用いて、眉頭から眉尻にかけてグラデーションに色素を入れていきます。
アイブロウペンシルでしっかりと描いたような仕上がりに見せる方法で、明るめの色も選択可能で色持ちがしやすいです。
『マイクロシェーディング』や『オンブレ』とも呼ばれており、3つの中で一番施術時間が短く痛みや肌トラブルが少ないため人気の施術となっています。
- 自眉毛が薄い・少ない
- はっきり・くっきりしたい
- 明るい色にしたい
- 色持ちさせたい
- 痛みを少なくしたい
- 肌トラブルが不安・負担を軽減したい
- 眉毛アートメイクを気軽に試したい
3D(毛並み)
3Dは、本物の眉のように1本ずつ専用の針を使い手彫りで施術する『マイクロブレーディング』という方法です。
自身の毛流れに合わせるため、本物の眉のような自然な仕上がりを目指せます。
元々の毛が生えていない部位にも、地毛のような再現が見込めるのが特徴です。
『ストローク』とも呼ばれており、施術直後も不自然にならずダウンタイムが比較的短いです。
手彫りで施術するため、施術時間が長く2Dよりも痛みが出ることがあります。
- 自眉毛が薄い・少ない
- 普段はすっぴん派
- より自然な眉毛に仕上げたい
- 眉毛がうまく描けない
4D(パウダー+毛並み)
4Dは、3Dでベースを作り2Dでパウダー状に色素を入れてより自然に見せる方法です。
3Dで1本ずつ手彫りのベースを作り、仕上げに専用マシンですき間を埋めていきます。
『4Dコンボ眉』とも呼ばれており、自眉にパウダーをのせたような自然な仕上がりを目指せます。
アートメイクの3つの中では、施術時間とダウンタイムが長くなりますが、より自然で立体感を求める方に人気。
3D単体よりも手彫りが少ないため、肌への負担が軽減できます。
- 自然な仕上がり重視
- 自眉毛が薄い・少ない
- 肌への負担を軽減したい
- より立体感がほしい
- 生えていない部分が多い
- グラデーション眉毛にしたい
- すっぴんでもメイクありでもなじむ眉にしたい
人気眉毛アートデザインと注意点
眉毛アートメイク人気デザインの種類を以下に紹介します。
- ストレート眉:太めは優しいイメージ・細めはシャープなイメージ・どの目の形にも合う
- 平行眉:可愛い・優しい・若々しいイメージ
- アーチ眉:フェミニン・華やかなイメージ
- エレガント眉:大人っぽいデザイン・セクシーなイメージ
- 直線眉:知的・クールなイメージ・男性にも合う
- 上がり眉:スタイリッシュ・大人っぽいイメージ
- 外国人風眉:シャープ・華やかなイメージ
眉毛を少し変えるだけでも相手に与える印象が大幅に変化します!
イメチェンしたい方やすっぴんでも綺麗な眉毛を持ちたい方におすすめです。
眉毛アートメイクは、一度施術をしてしまうとデザインの変更が難しいことがあります。
納得のいくデザインや施術者の腕が良いかどうかをポイントに選んできましょう。
流行りではない、自分の顔に合ったデザインを選ぶと失敗しづらいです。仕上がりの満足度を高めるために、経験とデザイン力がある施術者を選びましょう。
編集部
眉毛アートメイクの料金相場
眉毛アートメイクの料金相場はどのくらいなのかみていきましょう。
1回の施術ではアートメイクが定着しないため、通常2〜3回受けることになります。
1回あたりの値段は、セットの方が安く設定されていることが多く見受けられます。
眉毛アートメイクの料金相場 | 1回 | 2回 |
---|---|---|
2D | 62,000円 | 110,000円 |
3D | 65,000円 | 120,000円 |
4D | 75,000円 | 160,000円 |
リタッチ | 30,000円 | 80,000円 |
1回5〜10万円前後が平均相場ですが、安いクリニックでは2万円から受けられることもあるのです。
眉毛アートメイクを長く持たせるために、年に1回はリタッチすると良いでしょう。
編集部
眉毛アートメイクをコスパよく受ける裏技
眉毛アートメイクは保険適用ができないため、1回あたりの施術費用が高くなりがち。
少しでもコスパよく受けたいものです。
眉毛アートメイクをコスパよく受ける裏技3つを以下に紹介します。
モニター募集を利用する
モニター募集をしているクリニックを選びましょう。
モニターに選ばれると割引や無料で眉毛アートメイクを受けられることがあります。
モニター条件は、ビフォーアフターの顔の写真をサイトやSNSに使用することなど一定の条件があるようです。
編集部
また、モニター募集がなくてもLINEクーポンや期間限定キャンペーンなどをおこなっていることがあります。
気になるクリニックのサイトやSNSをチェックして安く受けましょう。
アーティストを指名しない
より満足のいく眉毛アートメイクにするためには、腕の良いアーティスト(国家資格を有する施術者)に施術をしてもらいたいものです。
とはいえ、少しでも料金を安くしたい方は、アーティスト指名をしないほうが良いでしょう。
編集部
アーティストのランクごとに指名料が設定されており、ランクによっては無料のことがあります。
当然ながらトップクラスは指名料が高くなることが想定されます。
料金にアフターケア費用が含まれているクリニックを選ぶ
万が一のダウンタイム中のトラブルや気になることが無料で相談・治療できると心強いですね。
施術後のアフターケア代も含まれているクリニックが良心的で安心できます。
編集部
眉毛アートメイクは、比較的ダウンタイム中のトラブルが少ない施術です。
どこにするか悩む場合は、大手の美容クリニックを選ぶと料金・サポート面が充実しているでしょう。
クリニックを選ぶ際には、公式サイトでどのようなアフターケアが受けられるのか、しっかりとチェックしてください。
眉毛アートメイクの施術の流れ
眉毛アートメイクの施術の流れをみていきましょう。
事前に流れを知っておくと安心して受けられますよ。
- STEP
医師の診察
カウンセリングシートに記入後、医師の診察をおこないます。
皮膚や健康状態など一連のチェックをします。
施術の疑問点があれば、医師に質問して解消しておきましょう。
※クリニックによっては、医師の診察と眉のデザイン決定をまとめておこなうことがあります。
- STEP
カウンセリング・眉のデザイン決定
医師の許可が得られたあとは、専門のスタッフによるカウンセリングです。
カウンセリングでは、主に以下をおこないます。
- アートメイクの経験の有無の確認
- 希望の施術方法やデザイン
- 施術内容・料金説明・アフターケア
- 施術の疑問点
仕上がりを左右するため眉のデザイン決定は重要ポイントです。
時間が許す限り希望や理想のイメージを細かく伝え、納得いくデザインを決定しましょう。
編集部
カウンセリング時に痛みがどの程度なのか、ダウンタイムやアフターケアなど疑問点をまとめておくと質問しやすくなります。
施術内容に納得の上、契約支払いを済ませ施術に移ります。
- STEP
麻酔クリーム塗布
施術前に麻酔クリームを塗布。
30分~1時間程度、麻酔が効いてくるのを待ちます。
- STEP
施術
施術は毛抜きで抜くような痛さと表現される方が多く見受けられます。
痛みが心配な方は、カウンセリング時に伝えておくと針の弱さや麻酔の種類を変更するなど対応してくれますよ。
専門の施術者(アーティスト)がおこない、施術中はデザインを確認できるようにしてくれるでしょう。
【仕上がりの確認】
施術の途中で確認できるときは、必ず体を起こしてからおこなってください。寝たままで確認すると、普段の状態と違うため仕上がりイメージが異なってくるためです。一度アートメイクをすると数年は落ちないため、細かな調節は妥協せずにお願いしましょう。 - STEP
アフターカウンセリング
施術後の注意事項やアフターケアの説明を受けます。
アフターケアをしっかりとおこなうことが、仕上がりの綺麗さ(色の入り)につながるのです。
しっかりと説明を聞いておきましょう。
ダウンタイムの経過としては、施術後数日間、赤みや腫れ、痒みが出ることがありますが、これらは数日で収まり傷口がかさぶたになっていくでしょう。
眉毛の色が一時的に濃くみえたり、左右差や色ムラが出たりする時期のため心配になるかもしれませんが、だんだんと薄くなっていきます。
施術後1週間前後で、かさぶたが剥がれ落ち、色もなじんでいく傾向にあります。
ここからは、施術後1週間はアフターケアを入念におこなうためにも、眉毛アートメイク施術後の注意点を紹介します。
編集部
ダウンタイムの注意点・禁止事項
- 施術後1週間は施術部位の洗顔を避け、水に濡らさない
- 施術後1週間は、拭き取り化粧水で清潔を保つ
- 施術前後24時間以内の飲酒を避ける
- 施術後1週間は運動と湯船に浸かるのを避ける
- 施術後1週間は紫外線を避ける
施術後は傷口が気になっても触らない、水に濡らさないことを守りましょう。
かさぶたができると痒みが出て気になりますが、仕上がりを良くするため我慢してください。
何より怖いのが、日焼けと乾燥です。施術後1週間は保湿と日焼け対策を忘れずにおこないましょう!
血行を良くする行為はダウンタイムを長引かせてしまう恐れがあるため、施術後1週間は、運動や代謝の良くなる行為は避けて過ごしてください。
ダウンタイム中に上記のことを気をつけることで、仕上がり満足度が高まりますよ。
また、以下に該当する方は、眉毛アートメイクが受けられない可能性があります。
可能性のある人
- 妊娠、授乳中
- ステロイドの長期内服
- 施術部位に強い炎症や皮膚疾患
- 施術部位にニキビ・傷
- ケロイド体質・出血性疾患
- 自己免疫疾患
- 重度の糖尿
- 局所麻酔アレルギー
- 重度の金属アレルギー
特に、妊娠中は以下のようなリスクが高まります。
- 色素の定着が悪い
- 痛みを感じる
- 体調を崩す
該当する可能性がある場合は、医師の診察やカウンセリング時に申告しましょう。
編集部
眉毛アートメイク保険適用についてのまとめ
眉毛アートメイクは保険適用ができない自由診療です。
ただし、医療補助目的として医師が必要と判断した場合は、保険適用されます。
- 眉毛アートメイクは原則として自由診療・医療補助と医師に判断されたときのみ保険適用
- 料金相場は1回5〜10万円前後・2〜3回セットが基本の回数
- ダウンタイムは1週間前後・施術後数日間は水に濡らすのは厳禁!保湿を徹底すると仕上がりが綺麗になる
- 妊娠・授乳中、患部に炎症、アレルギー、糖尿病や自己免疫疾患などの方は受けられない可能性
料金相場は1回5〜10万円前後のため、施術が完了するまでの回数を受けるとある程度の費用がかかります。
費用を安く抑えたい方は、モニター応募や割引キャンペーンなどを活用しましょう。
眉毛のデザインが仕上がりや顔の印象を左右する重要なポイントです。口コミ評判や症例写真、経験などからいくつか候補のクリニックを比較検討してみてください。
カウンセリングが無料のクリニックもあるため、気になるところへ相談し、眉毛アートメイクを受けて綺麗な目元を手に入れましょう!
編集部