エリシスセンスとポテンツァの違い
美肌治療に興味を持っている方は、エリシスセンスとポテンツァにはどんな違いがあるのか気になっているのではないでしょうか。
どちらもニードルを使った治療ですが、効果や痛み、ダウンタイムなどに違いがあるのであれば知っておきたいと思います。そこでこの記事では、エリシスセンスとポテンツァの違いや共通点について詳しく解説していきます。
この記事を読んでいただければ、それぞれの特徴を把握できるので迷うことなく自分に合った機器を選べるようになりますよ。
エリシスセンスとポテンツァの違いを比較表でまとめ
項目 | エリシスセンス | ポテンツァ |
治療方法 | マイクロニードル(針)・RF(ラジオ波) | マイクロニードル(針)・RF(ラジオ波) |
ドラッグデリバリー | ○ | ○ |
効果 | 肌のターンオーバーの正常化、ハリや弾力がアップ、ニキビや小じわ、たるみ、赤ら顔、肝斑、毛穴の開きなどの改善、リフトアップ効果 | 肌のターンオーバーの正常化、ハリや弾力がアップ、ニキビや小じわ、たるみ、赤ら顔、肝斑、毛穴の開きなどの改善、リフトアップ効果 |
ダブルショット機能 | ◯ | × |
真空サクション機能 | ◯ | × |
エリシスセンスとポテンツァのチップの種類比較表
エリシスセンス | ポテンツァ | |
針の種類 | 3種類 | 14種類 |
特徴 | ポテンツァの次世代機といわれ、ダブルショット機能により痛みとダウンタイムの軽減が可能。 また、真空サクション機能により今まで不可能であったまぶたや首元などの治療もできる。 | ダーマペンの進化版といわれ、ダーマペンよりも痛みやダウンタイムのデメリットを軽減している。 |
効果 | 肌のターンオーバーの正常化、ハリや弾力がアップ、ニキビや小じわ、たるみ、赤ら顔、肝斑、毛穴の開きなどの改善、リフトアップ効果 | 肌のターンオーバーの正常化、ハリや弾力がアップ、ニキビや小じわ、たるみ、赤ら顔、肝斑、毛穴の開きなどの改善、リフトアップ効果 |
エリシスセンスとポテンツァの施術後の種類比較表
項目 | エリシスセンス | ポテンツァ |
痛み | 少ない | ある |
ダウンタイム | 半日~1日 | 約1~2日 |
施術時間の目安 | 約15~30分 | 約30~60分 |
施術間隔の目安 | 1ヶ月に1回 | 2~6週間に1回 |
料金相場 | 30,000~60,000円 | 50,000~100,000円 |
エリシスセンスとポテンツァの痛みの違い
エリシスセンスとポテンツァの大きな違いの1つが、痛みに関する部分です。
どちらも超極細ではありますが、ニードルを皮膚に刺して治療をしていくので痛みがあります。しかし、エリシスセンスはダブルショット機能が備わっているので、痛みを軽減できます。
ダブルショット機能とは特許技術で、1回のショットで2種類の異なる深さの皮膚層にエネルギーを届けるシステムのことです。1回のショットで2回分のショット効果があるので、痛みに対して耐えやすくなります。
痛みに弱い方にとってニードルによる痛みは、治療へのハードルを高くしてしまいます。しかし、エリシスセンスは治療でショット数を減らして痛みを軽減できるので、痛みに弱い方におすすめの治療といえるでしょう。
なお、どちらも麻酔によって痛みを軽減できるので、不安がある方はクリニックのカウンセリングで相談してみてください。
エリシスセンスとポテンツァのダウンタイムの違い
エリシスセンスとポテンツァの違いは、ダウンタイムの長さにもあります。
ダウンタイムの時間は、エリシスセンスが「半日~1日」でポテンツァが「約1~2日」です。この違いは、ショット数が原因の1つです。
エリシスセンスはダブルショット機能があるので、ショット数を減らしても十分な効果を得られます。つまり、ニードルの刺入回数を減らせるので、肌へのダメージを最小限に抑えられます。
そのため、ポテンツァと比べてダウンタイムの軽減が可能です。仕事やイベントまでに何とかしたいという方は、エリシスンスなら間に合わせることができるでしょう。
なお、副作用には赤みや腫れ、内出血などがあり、酷い場合は痒みや皮膚の剥け、カサブタが生じる場合もあります。通常は数日で収まりますが、アフターケアを誤ると悪化する可能性があります。
特に、カサブタに関しては炎症後色素沈着によってシミができる恐れもあるでしょう。
施術後はスキンケアを徹底したり患部を刺激しないようにしたりして、注意して様子を見てください。ひどくなる場合は、すぐにクリニックに相談するようにしましょう。
エリシスセンスとポテンツァの施術時間と間隔の違い
エリシスセンスとポテンツァの施術時間を比較すると、エリシスセンスの方が短いです。顔全体の場合、約15~30分と半分です。
エリシスセンスはダブルショット機能により、1回のショットで2回分の効果を発揮します。そのため、半分の時間で施術を終えられます。
ただし、施術を受ける部位によっては時間がかかる場合もあります。特に目元や口元などの細かい部分は慎重に施術を行うので、目安よりも時間がかかるでしょう。
施術間隔に関しては、エリシスセンスは基本的に1ヶ月に1回であるのに対して、ポテンツァは肌の悩みによって2~6週間に1回と変わります。
具体的に紹介すると、以下の通りです。
・ニキビや毛穴の開き:4~6週間に1回
・肝斑:2~4週間に1回
・赤ら顔やたるみ:4週間に1回
肌の状態や部位によって少しずつ違いますが、目安にしてください。
エリシスセンスとポテンツァの料金相場の違い
エリシスセンスとポテンツァの料金を比べると、エリシスセンスの方が安い傾向にあります。
エリシスセンスは30,000~60,000円程度であるのに対して、ポテンツァは50,000~100,000円程度です。
エリシスセンスは施術時間が短いので、その分費用をカットできます。クリニックにより料金は異なります。相場はエリシスセンスの方がおおむね安いでしょう。
コストパフォーマンスの高い美容施術を受けたいという方は、エリシスセンスの方が受けやすいです。
エリシスセンスとポテンツァそれぞれのおすすめな人はこんな人
エリシスセンスとポテンツァはそれぞれ微妙に特徴が違うので、それぞれ最適も違います。ここではそれぞれにおすすめの人を紹介していきます。
エリシスセンスがおすすめな人はこんな人
まずはエリシスセンスがおすすめな人を紹介すると、以下のような人です。
・痛みやダウンタイムに不安がある人
・費用を抑えてニードルRFを受けたい人
・従来機器では治療が難しい部位の治療を希望する人
エリシスセンスはダブルショット機能により、痛みやダウンタイムを抑えられるので、痛みや副作用に心配がある人におすすめです。
また、施術時間の短縮により料金に関しても大幅にカットできるので、コストパフォーマンスを高めたい人にも最適です。
さらに、真空サクション機能により、今まで不可能であった場所の治療も可能です。目元や首元など従来機器では断られたような場所の治療をしたい人にもおすすめできるでしょう。
ポテンツァがおすすめな人はこんな人
次はポテンツァがおすすめな人を紹介すると、以下のような人です。
・重度のニキビやクレーターの治療がしたい人
・細やかな治療がしたい人
ポテンツァはエリシスセンスと比べて1回の施術でショットの数が多いです。そのため、創傷治癒効果がより高く期待できるので、重度のニキビやクレーターの治療におすすめです。
エリシスセンスでも針の種類によっては重度の症状に対応できますが、より高い効果を期待するならポテンツァを選ぶと良いでしょう。
また、肌の悩みに応じて細やかな治療がしたい人にも向いています。エリシスセンスの針は3種類であるのに対して、ポテンツァは14種類の針で治療が可能です。
針によって照射エネルギーや深さ、範囲の調整ができるので、症状に最適なものを選べば改善効果を高められます。針の有り無しも選べるので、痛みを少なくすることも可能です。
多様性があるので、クリニックのカウンセリングで相談してみてください。