ピコレーザーの効果は?おすすめの頻度や回数は?

ピコレーザーに期待できる効果ってご存じですか。高い効果が期待できると注目されているので、美容医療に興味を持っている方なら知りたいと思います。

実はピコレーザーは毎日受けても良いものではなく、最適な頻度で受けるのが効果的です。そこでこの記事では具体的な効果やおすすめの頻度、回数なども紹介していきます。

ピコレーザーで綺麗になりたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ピコレーザーの期待できる主な効果4つ

ピコレーザーの特徴は、症状に合わせて3つの照射モードを選べることです。そのため、患者様の肌の悩みに合わせて、さまざまな症状の治療が可能です。代表的な効果は以下の4つです。

  • シミや肝斑の除去
  • くすみ除去・トーンアップ
  • ニキビ・毛穴の改善
  • 刺青・タトゥーの除去

ここではそれぞれの効果について詳しく解説していきます。

シミや肝斑の除去

ピコレーザーの効果として有名なのが、シミや肝斑の除去です。

ピコレーザーを用いればシミや肝斑の原因であるメラニン色素を分解して除去できるので、シミや肝斑を薄くして消すことができます。

例えば、シミであれば強力なレーザーを集中的に照射する「ピコスポット」が効果的です。ピンポイントで治療部位に照射するので、濃いシミやそばかすに対して高い効果が期待できます。

施術後は一時的にシミが濃くなるように感じたりかさぶたができたりしますが、1週間程度でシミが薄くなっているのを実感できるでしょう。また、周りへのダメージが少ないので、基本的に施術後にテープを貼る必要はありません。

一方、肝斑の除去では低出力の「ピコトーニング」が用いられます。肝斑は通常のシミとは違い刺激を与えると症状が悪化する可能性があるので、ピコスポットのような強力なレーザーでは治療しません。

弱いレーザーを照射して少しずつメラニンを減らすことで、肝斑を薄く消していきます。従来はレーザーによる肝斑の治療は難しく、クリニックによっては断るケースがありました。しかし、ピコレーザーはさまざまな照射モードがあるので、肝斑の除去も可能です。

肝斑に使うピコトーニングは低出力のレーザーを広範囲に照射する治療方法ですので、シミによっては肝斑と一緒に消えていきます。

くすみ除去・トーンアップ

ピコレーザーは、くすみを除去したりお肌のトーンをアップさせることができます。

ピコレーザーの「ピコフラクショナル」は、お肌の奥深い部分に天井に照射する方法です。お肌の深部に熱エネルギーを届けて、コラーゲンを増やす仕組みです。

お肌の再生機能が高まるので、暗い印象に見えるお肌のトーンをアップさせて明るい雰囲気に変えられます。ピコレーザー治療を何度か繰り返せば、蓄積されたメラニンが排出されるので、白い肌に戻っていくでしょう。

また、ピコレーザーはお肌の深部に熱エネルギーを加えるタイプですので、ダウンタイムがほとんど気になりません。くすみ除去やお肌のトーンアップを希望の方は、ピコレーザーを試してみてはいかがでしょうか。

ニキビ・毛穴の改善

ピコレーザーはニキビや毛穴にも効果的です。ピコレーザーの「ピコフラクショナル」は、くすみ除去やトーンアップだけでなく肌質改善にも効果が期待できます。

例えば、ピコレーザーを受けると皮脂腺を引き締められるので、毛穴の開きを改善できます。毛穴が開く原因は、毛穴に皮脂が詰まるためです。ピコレーザーは皮脂腺を引き締めて皮脂分泌を抑えられるので、毛穴の開きに効果的です。

また、ピコフラクショナルは皮膚の再生を促すので、ニキビ跡やクレーターも目立たなくできるでしょう。

ちなみに、ピコフラクショナルはコラーゲンやエラスチンの生成を促すので、肌のハリや弾力が復活し小じわやたるみの改善効果も期待できます。フェイスラインを引き上げたいという方も、ピコレーザーはおすすめです。

刺青・タトゥーの除去

ピコレーザーは、刺青やタトゥーの除去にも有効です。

ピコレーザーの「ピコスポット」を用いれば、強力なレーザーによって色素の粒子を細かく粉砕できます。肌の中に入っている色素を細かくして排出できるので、何度か照射を受ければ薄くできます。

ただし、刺青やタトゥーは簡単には除去ができないので、1回の治療ではなかなか消せません。しかし、複数回ピコレーザーで治療を続ければ、目立たなくできるでしょう。

なお、刺青やタトゥーは色の深さやインクの種類によっては、10回以上の照射が必要な場合もあります。どれくらいの治療で消せるかは、条件によって違います。

刺青やタトゥーを消したいという方は、医師による診察を受けてピコレーザーの照射を受けてみてください。

ピコレーザーは何回で効果が出る?

ピコレーザーによる美容治療を受ければ、1回目で効果が出る場合があります。

ピコレーザーは照射時間がピコ秒(1兆分の1秒)の単位でレーザーを照射できる機械です。従来のものがナノ秒(10億分の1秒)でしたので、かなり技術が向上しました。

メラニン色素への反応も高まり、より細かく粉砕が可能です。そのため、濃いシミであったとしても、強力なレーザーを照射すればしっかりと薄くして目立たなくできます。

1回の治療であったとしても、シミや肝斑の除去、肌質改善の効果が実感できるでしょう。ただし、完全にシミや肝斑を消すには1回だけでは難しい場合が多いです。

特に、濃いシミやタトゥー、アートメイクは複数回の治療が必要です。治療の目安を知りたいという方は、診察で医師に聞いてみてください。

ピコレーザーの効果が実感できるタイミングは?

ピコレーザーでシミを消す場合、薄いものであれば施術を受けてすぐに効果を実感できるでしょう。濃いシミの場合であったとしても、複数回の施術で薄くなります。

肝斑の場合はピコトーニングで低出力の治療を行うので、複数回の照射が必要です。4週間に1回程度照射を続けるとして、4~5か月で効果を実感できるでしょう。治療そのものは半年程度かかると考えられます。

肌質改善の場合も、4週間に1回の照射を受けるとして、3~4か月の期間で効果を実感できるでしょう。

ピコレーザーを効果的に受けるための頻度や回数

「ピコレーザーによる治療」といっても、治療目的によって照射モードが違います。そのため、ピコレーザーを効果的に受けるには、症状に合わせて照射モードや頻度、回数を変えなければなりません。

ここでは「ピコスポット」と「ピコフラクショナル」「ピコトーニング」をそれぞれ解説していきます。

ピコスポットの場合

ピコスポットは、高出力によるレーザーを集中的に照射する治療です。

強力なレーザー治療なので、1回の照射で改善する場合が多いです。濃いシミであったとしても、2~3回の照射で改善していくでしょう。

ただし、照射後はシミが浮き上がってきたりかさぶたができたりします。照射した場所がかさぶたになった場合は1ヶ月~1ヶ月半ほどかけて肌色に馴染んでいきます。

そのため、短期間で繰り返し照射することはありません。通常は3ヶ月程度開けて、次の治療を予定していきます。

なお、症状によっては1回で治療が完了できる場合もあります。

効果的な頻度2~3ヶ月程度に1回
治療回数2~3回

ピコフラクショナルの場合

ピコフラクショナルは、衝撃波によって肌の表皮内に小さな空洞を作る治療です。微小な穴を開けることで、人間がもともと持っている再生能力を促していきます。

1回の照射によって再生されるのは10~15%程度といわれているので、1~2回で治療が完了することはありません。徐々に皮膚が入れ替わっていきますが、ある程度効果を実感するには最低でも3回程度の継続した治療が必要です。

ニキビ跡や毛穴の開き、小じわの改善などで期待通りの効果を得るには、通常は6~10回程度の治療が必要でしょう。

なお、ピコフラクショナルは2週間~1ヶ月ごとに1回施術をするのが一般的です。

効果的な頻度2週間~1ヶ月に1回
治療回数通常は6~10回程度(効果を実感するには最低でも3回は必要)

ピコトーニングの場合

ピコトーニングは、低出力のレーザーを広範囲に照射する治療です。低出力のレーザーでメラニンを少しずつ減らしていくので、複数回かけて治療をしていきます。

通常は2週間~1ヶ月に1度の間隔で、ピコトーニングを受けます。個人差はありますが、5~10回程度の治療でしみや肝斑の除去が可能です。

もし定期的に受けられずに大幅に空いてしまうと、メラニンの破壊が追いつかずメラニン色素が蓄積してしまいます。シミが濃くなる恐れがあるので、予定を決めて定期的に繰り返し行うのがポイントです。

スケジュールを医師と相談して、無理のないように計画していきましょう。

効果的な頻度2週間~1ヶ月に1回
治療回数5~10回程度

ピコレーザーの効果を高めるための対策

ピコレーザーの効果を高めるポイントは、大きく以下の4つです。

  • 日焼け対策をする
  • 保湿をしっかりとする
  • 肌への刺激を控える
  • 施術は予定通りに受ける

ピコレーザーを受けた後の肌は、かなり不安定で敏感です。バリア機能も低下しているので、少しの刺激で炎症を起こしてしまいます。その炎症がシミの原因になる場合もあるので、いつも以上にスキンケアが必要です。

例えば、外出時はしっかりとUVクリームを塗ったり紫外線対策に帽子やサングラスをつけたりしましょう。また、紫外線は窓から差し込んでくるので、家の中にいる時も日焼け対策は必要です。

保湿は化粧水や美容液、乳液、クリームを使って、乾燥しないようにします。特に、クリームは肌の水分の蒸発を防ぐ蓋の役割があります。肌に潤いを与えた後は、しっかりと蓋をするように心がけましょう。

肌に刺激がないように徹底的にケアしつつ、予定通りにピコレーザーを受けられれば、期待通りの効果が得られます。

ピコレーザーの効果がないと感じるケース

ピコレーザーを受けたのに、効果がないと感じるケースもいくつかあります。

ピコレーザーで多いケースは、以下の3つです。

  • シミが濃くなった
  • シミが残って消えない
  • 腫れや赤みが続く

ピコレーザーを受けたのに反対にシミが濃くなれば、効果がないと感じるでしょう。しかし、ピコレーザー照射後に一時的にシミが濃くなる現象は失敗ではありません。

炎症後色素沈着によって、メラニンが過剰に生成された結果です。通常はターンオーバーによって排出されるので、1ヶ月程度で消えていきます。

シミが残っていると感じるのも、失敗ではありません。シミの濃さや深さによっては1回で効果を実感できますが、治療の完了には複数回ピコレーザーを照射するのが一般的です。

1回で結果を期待するのではなく、様子を見るようにしましょう。

ピコレーザーはダウンタイムがほとんど気にならないといわれているので、施術後に腫れや赤みが続くと心配になります。ピコレーザーは最新機器で肌への負担は小さいですが、ゼロではありません。そのため、腫れや赤みが出る場合があります。

しかし、腫れや赤みが出たとしても、通常は数日で収まります。肌に刺激がかからないように注意しつつ、様子を見るようにしましょう。